結論
低気圧とは、周りより空気が少なく、気圧が低い場所のことです。
空気が少なくなると周囲から空気が流れ込み、その空気が上昇して雲ができます。そのため、低気圧では雨や風が起こりやすくなります。
また、気圧の変化によって自律神経が影響を受けるため、頭痛やめまいなどの体調不良が起こる人もいます。
「低気圧だから雨」「低気圧で頭が痛い」ってよく聞きますよね。
多くの人がそもそも低気圧とは何なのか、なぜ雨が降り、頭痛まで起こるのかは意外と知らないのではないでしょうか。
この記事では、低気圧の仕組みをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 低気圧とは何か
- 雨や風が起こる理由
- 高気圧との違い
- 低気圧で頭痛が起こる理由
- 台風との関係
低気圧とは?
低気圧とは、周りより空気が少なく、気圧が低い場所のことです。
ここでいう「気圧」とは、空気が地面や私たちを押す力を指します。
空気が多い場所では気圧が高くなり、空気が少ない場所では気圧が低くなります。
つまり、低気圧とは「空気が少ない場所」と考えるとイメージしやすいでしょう。
なぜ低気圧では風が吹くの?

空気は、多い場所から少ない場所へ移動する性質があります。
そのため、空気が少ない低気圧には、周囲から空気が流れ込みます。
私たちが感じる「風」は、この空気の移動によって生まれます。
なぜ低気圧では雨が降るの?
低気圧へ流れ込んだ空気は、行き場を失って上へ押し上げられます。
上空は地上より気温が低いため、上昇した空気に含まれる水蒸気は冷やされて雲になります。
さらに雲の中の水滴が大きくなると、雨として地上に降ってきます。
つまり、図で表すと以下の通りです。

高気圧との違いは?

低気圧と高気圧の違いは、空気の量にあります。
低気圧は空気が少ない場所なので、周りから空気が集まり、上へ押し上げられます。そのため、雲ができやすく、雨や風が起こりやすくなります。
一方、高気圧は空気が多い場所です。上空から空気がゆっくり下へ降りてきて、地面付近では周りへ広がっていきます。
空気が下へ降りると雲ができにくくなるため、高気圧の日は晴れることが多いのです。
なぜ低気圧で頭痛が起こるの?
低気圧になると、気圧の変化によって体が影響を受けることがあります。
原因は完全には解明されていませんが、現在は耳の奥にある「内耳」が気圧の変化を感知し、自律神経に影響を与えることが一因と考えられています。
内耳は気圧の変化を感じ取りやすい器官であり、気圧の刺激によって自律神経のバランスが乱れ、頭痛やめまい、だるさなどの症状が現れると考えられています。
ただし、症状の出方には個人差があり、すべての人が頭痛になるわけではありません。
自律神経
呼吸や心拍、体温など、体の働きを無意識に調整している神経です。気圧の変化やストレスなどの影響を受けることがあります。
低気圧による頭痛やめまいなどの体調不良は、「気象病」や「天気痛」と呼ばれることがあります。
最近では、気圧の変化を予測するアプリもあり、症状が出やすい日の体調管理に役立てる人も増えています。
豆知識
Q. 低気圧だと必ず雨になりますか?
いいえ。空気中の水蒸気が少ない場合は、雲があまり発達せず、雨が降らないこともあります。
Q. 台風と低気圧は同じですか?
台風は低気圧の一種です。暖かい海で発達し、最大風速17.2m/s以上になった熱帯低気圧を、気象庁では「台風」と呼びます。
▶ 関連記事:台風はなぜ発生する?仕組みを5分でわかりやすく解説
まとめ
- 低気圧は周りより空気が少ない場所
- 空気は多い場所から少ない場所へ流れるため風が吹く
- 空気が集まって上昇するため、雲や雨が発生しやすい
- 気圧の変化で自律神経が影響を受け、頭痛などが起こる人もいる
- 台風は低気圧の一種

